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  • 執筆者の写真めたる

競技プレゼンのすゝめ

タイパー Advent Calendar 2023の24日目の記事です。

19日目の記事は「seriもち@もち族」さんの「毎パソ二連覇した話

21日目の記事もseriもち@もち族」さんの「私の運指が特殊すぎる

となっていますので、こちらも併せてご覧いただけると幸いです。

この記事について不明点やミスがあれば、@metaru_5201PCまで教えていただけると助かります。




▽【目次】(リンクになってなくてすみません...)


・はじめに

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・競技プレゼンとは

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・競技プレゼンを始めたきっかけ

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・競技プレゼンの魅力

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・競技プレゼンの始め方

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・さいごに



はじめに

 みなさんどうもこんにちは。普段はタイパー甲子園などのお手伝いをさせてもらいつつタイピング界隈に関わらせていただいているめたると申します。まともに文章を書くのは昨年のタイパーアドカレ以来なので、去年に引き続き文章に読みづらい点があるかと思いますがご了承いただけると幸いです。(執筆をさぼりすぎてクリスマスどころか来年になってしまい申し訳ありません....)

 また、この日の記事はタイピングに関係ないものにしようということは決めていたのですが、内容を最後まで迷ってしまいもう一つの記事よりも内容が薄くなってしまった点も重ねてご了承いただけると幸いです。



競技プレゼンとは

 タイトルにもある通り、今回は競技プレゼンについて語りたいと思っているのですが、まず初めに競技プレゼンの概要から説明します。実はまだ私も競技プレゼン初心者なので、説明が適切かはわかりませんが、競技プレゼンは特定のテーマに関して「プレゼンテーションの完成度や技術」を競う大会だと思ってください。私が実際に出場させていただいたものでは、「地域活性化に関するアイデア」や「地方の特色を活かしたビジネスモデル」を考えてプレゼンする大会がありました。(私の通っている学校の特性上地域に関連したテーマが多かったです)

 次に、競技プレゼンの審査項目について説明します。もちろん、各大会やコンテストで異なる部分もありますが、基本的に「内容」「表現力」「スライド」「時間管理」の4点が審査項目として多く取り上げられる印象があります。

この4点について説明すると、まず「内容」は発表内容のクオリティはもちろんとして、斬新さや新鮮さも重要なポイントになります。「表現力」はスピーチの流暢さや観客を引き付ける力などの口頭表現力、そして「スライド」は口頭説明の視覚的な補完として適切かどうかが評価されます。最後に「時間管理」ですが、競技プレゼンでは制限時間が設定されていることが多いため、その時間内に内容を適切に収めることが求められます。またプレゼン内容の時間配分も評価対象になります。例えば、アイデアの考案理由や背景ばかりを多く語ってアイデア自体の説明が薄くなってしまうことは避けるべきです。説明からもわかる通り、競技プレゼンは「同じ内容」であっても、その内容をどう調理するかによって評価が大きく分かれる競技になります。



競技プレゼンを始めたきっかけ

 私がプレゼンを始めたきっかけは、高校1年生の時に地元大学との交流ワークショップに参加したことでした。私の地元は高齢化率が半分を超える勢いの田舎なので、そのワークショップでも地元を活性化させるためのアイデアについて議論し、軽い発表も行いました。私も知識不足ながらいくつかのアイデアを発表しましたが、ワークショップ終了後に運営の方から次の町の発表会でそのアイデアをプレゼンしないかという誘いを受けました。私はこれまで人前で発表することや目立つことを避けてきたタイプだったので、少し抵抗もありましたが、それまであまり充実した高校生活を送ることが出来ていなかったので、何か現状を変えるきっかけになればいいなくらいの気持ちで参加しました。この時はあまりモチベーションも高くありませんでしたが、発表準備をしているうちに、アイデアに説得力を持たせるためのデータを探したり、そのデータを自分たちにとって有利に働かせるための使用方法を考えることがとても楽しく感じるようになりました。これまでは何の根拠もなく「こうした方がいいんじゃないか」と思っていた意見を、データを用いて論理的に自信をもって主張できるようになるということに魅了されました。これが私の初めての(しっかりとした)プレゼンをした経験でした。

 次に、なぜ私が「競技」としてプレゼンを行いたいと考えるようになったのかということについて説明したいと思います。今まであまりその理由を探求したことがありませんでしたが、振り返ってみると、恐らく私の学校がプレゼンテーションを活用した授業が多かったことが影響していると感じています。例えば、化学の授業で好きな素材について調べてプレゼンを行ったり、総合の時間で探求学習をしてその成果をプレゼンしたりと、調査+プレゼンという授業が多かったと思います。私は先ほどのワークショップでのプレゼン経験があったこともあり、基本的な知識や経験があった分周りの同級生よりも得意意識があったため、なろう系みたいな無双が出来たこともありさらに自信がついて、もっと高レベルな大会やコンテストに出場して自分の力を試したいと思ったことが一因だったと思います。



競技プレゼンの魅力

 私は競技プレゼンの魅力として「能力の向上」が一番の魅力だと考えています。特に私は高校生のうちに取り組むことができたお陰で、学校生活や進路に関しても競技プレゼンで身に着けた能力を発揮して優位に進めることができたと実感しています。そのためここでは競技プレゼンによって身に着けることができた能力と、その能力をどのように学校生活に活かしたのかについて説明したいと思います。


向上が期待できる能力(箇条書き)

・コミュ力(口頭表現力)

 チームで参加する場合は、それぞれが得意なジャンルに集中してプレゼンの準備や発表を行うことができますが

 基本的に私は1人で参加していたので、苦手とする人前での発表や事前調査のための交渉などを多く経験しました。

 その結果、大勢の前でもあまり緊張せず話せるようになったり、面識のない方や自治体などの団体に飛び込んで  交渉する力なども培うことができました。


・論理的思考能力

 競技プレゼンは自分の考えた内容を、相手に説得力を持って伝える必要があるため、信頼性のある情報を収集し  て分析し、論理的で整合性のあるプレゼンに仕上げなければなりません。またそれを実現するためには発表日か  ら逆算した計画を作ったり、チームで行う場合は役割を決めて情報を共有しながら効率よく作業を進める必要が  あるため、競技プレゼンに挑む過程においても論理的思考能力を向上させることができると考えています。


・行動力

 競技プレゼンに参加しようと最初の一歩を踏み出した時点で行動力は向上していると思いますが、プレゼンを作  る過程でも行動力が必要になります。例えばデータを収集するために街中でアンケートを取ったり、自治体へ協  力をお願いするために役場に凸したり(アポは取りましょう)など、日常ではまずしない行動をとることもあり  ます。

 私も正直最初は心臓が持ちませんでしたが、耐性がついたりある程度活動が周知されてくると人繋がりで紹介し  てもらえることも多くなり行動しやすくなっていくので、序盤に一歩を踏み出せるかが一番肝心です。


・文章力

 プレゼンの原稿を作る過程で文章能力は自然と鍛えられます。私も最初は日本人が書いているのかどうかもわか  らないくらいの文章を書いていましたが、テンプレートに当てはめたりYouTubeなどで手本となるプレゼンを見  て参考にすることで段々と勝手がわかっていき最低限の文章能力を得ることができました。文章を書く力は高校  生の間だけでも死ぬほどお世話になったので正直一番身につけることが出来て一番よかった能力かもしれません。


能力を活かせる主な場面(実体験箇条書き)

・生徒会

 私は2年生前期から3年生前期まで3期生徒会をやらせてもらったのですが、この時は本当に競技プレゼンとパソ  コンをやってきた能力が役に立ちました。まず普通に生徒会は提出する書類が山のようにあるので、そこで文章  能力や情報収集能力は役に立ちましたし、文化祭や体育祭などの祭典では、先生、生徒問わず色々な人、組織と  連携しながら進めていかなければならないので、競技プレゼンで身に着けたすべての能力が役に立ちました。


・文章作成系課題

 高校では感想文やレポート等の文章作成系の課題が多く出ましたが、ある程度のフォーマットが頭に入っている  のと、Googleクラスルームのようなもので提出できるときはタイピング力でごり押せるので友達よりも3倍くら  い早く課題を終わらせることが出来ていました。


・進路

 進路には直接・間接の両面で良い影響がありました。まず間接的な面では、志望動機や活動報告書などの作成が  とてもスムーズに進みました。他の同級生と比べても添削回数や箇所が少なかったので、競技プレゼンでの原稿  執筆の成果が表れた結果だと思います。

 そして直接的な影響としては、競技プレゼン自体やその経験を活かして参加した生徒会などの活動を学生時代の

 取り組みとしてアピールできたという点があります。面接などでも自分の主体性や行動力を裏付けるエピソード

 として話すことができました。そしてなによりも大きかったのが、総合型選抜のプレゼン試験で大学に合格でき

 たという点です。私の志望していた大学は一般的に難易度は高くありませんが、私の学力レベルからは一般入試

 では到底合格することは出来ませんでした。しかし総合型選抜のプレゼン特化の入試形態で勝負したことで、な  んとか合格することができたので、本当にやってきてよかったと実感しました。



競技プレゼンの始め方

 それでは次に学生の方向けに競技プレゼンの始め方を解説したいと思います。まず一番参加しやすいのは学校に直接ポスターやチラシなどで告知が来ているコンテストなどで、これは学校の名前で出ることもできますし、友達も誘いやすいと思うのでおすすめです。参加方法はまちまちですが、Googleフォームなどで情報を入力して参加申請するコンテストが多いので、普段からインターネットに触れている方であれば問題なく申請することができると思います。

 学校に告知が来ているコンテスト以外だと、SNSやインターネット上で自分の好きなジャンル(ゲーム・パソコン)+(中学生・高校生)+(コンテスト)などで検索して出てくるコンテストに参加する方法があります。この方法のメリットとしては、自分の好きなジャンルのコンテストに参加でき、ものによっては他校の学生との参加もできるので、普段TwitterやDiscordなどで交友のある人と参加することができる点です。(※ちゃんと信頼できる人で親が許可する人限定)

 そして参加した後のアドバイスとしては様々な情報を参考にすることが重要です。完全オリジナルで行くのは難しすぎるので、YouTubeなどでプレゼンの動画を見て要素(内容の構成等)を参考にしたり、ゲームのアイデアコンテスト等であれば自分の好きなゲーム同士を組み合わせるなど、いろんなものを参考にしてください。もちろんパクるのは避けて参考に留めることは大切ですが、プレゼンのフォーマットなどは特に研究しつくされているので、自分の発表内容にあうフォーマットを探してそれに当てはめていくのも一つの策だと思います。



さいごに

 ここまで見ていただき本当にありがとうございました。正直自分でも自惚れが過ぎるかなとは感じていますが、自分の中でやっていてよかったなと思ったことは事実なので、もし誰かに届いてその方の役に立つことが出来たら嬉しいです。もし何かご協力できることがあればTwitterやDiscordのDMに来ていただければ私で出来ることであればお手伝いするので遠慮なくお申し付けください。


めたる

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